米粉を主原料にした米粉パンは、焼いた翌日になると硬くなりやすいという悩みをよく耳にします。ですが、実はちょっとした工夫で、翌日も柔らかい米粉パンを楽しむことができます。一般的な米粉(ノングルテン米粉を含む)を使用した米粉パンであり、グルテンや増粘剤を使用した米粉パンも同じです。

通常、パンは焼き上がったあと、しっかり冷ましてから袋に入れるのが一般的です。焼き立てのまま袋に入れると、袋の中に水滴(結露)ができてしまい、カビ発生などの原因になることがあるためです。

しかし、米粉パンの場合は少し事情が異なります。
焼き上がり後いったん放置して、ほんのり暖かさが残る「ほの暖かい状態」になったタイミングで袋に入れます。このとき、多少結露する程度であれば問題ありません。 むしろ、この方法を取ることで、米粉パンは水分を保ちやすくなり、翌日になっても硬くなりにくくなります

多少結露する程度

袋の内側にできた結露は、時間が経つと米粉パン自身が吸収するため、翌日にはほとんど消えてしまいます。その結果、翌日でもしっとり柔らかい米粉パンに仕上がります。

ただし、注意点もあります。結露が多くなり、水滴が袋の中で垂れるほどになると、保存性が悪くなってしまいます。その場合は、袋を新しいものに取り替えるなどの対応をしましょう。

水滴が袋の中で垂れるほど

なお、家庭で少量作る場合には簡単に実践できますが、米粉パンを大量に製造する場合には同じ方法が難しいこともあります。

大量製造でも米粉パンを柔らかく保つ方法がありますので、製パン業者の方はぜひお気軽にご相談ください。