米粉を主原料にした米粉パンは、焼いた翌日になると硬くなりやすいという悩みをよく耳にします。一般的な米粉パンでも、ノングルテン米粉を使用したものでも、この傾向は共通しています。グルテンや増粘剤を使用した米粉パンの場合も基本的な考え方は同じです。
米粉パンの保存方法は普通のパンと何が違うのですか?
通常、パンは焼き上がったあとしっかり冷ましてから袋に入れるのが一般的です。焼き立てのまま袋に入れると、袋の中に水滴、いわゆる結露が発生します。この結露が原因となりカビが発生するなどのため注意が必要です。しかし、米粉パンの場合は少し事情が異なります。
焼き立ての米粉パンを袋に入れるタイミングは?
米粉パンが焼き上がった後、いったん放置します。ほんのり暖かさが残る状態、いわゆる「ほの暖かい状態」になったタイミングで袋に入れます。このとき、多少結露する程度であれば特に問題はありません。

米粉パンを翌日も柔らかく保つ一番のポイント
ほの暖かい状態で袋に入れることが最も重要なポイントです。この方法を取ることで米粉パンは水分を保ちやすくなります。その結果、翌日になってもパンが硬くなりにくくなります。袋の内側にできた結露は、時間が経つと米粉パン自身が吸収していきます。そのため、翌日には結露はほとんど消えてしまいます。結果として、翌日でもしっとり柔らかい米粉パンに仕上がります。
Q. 結露が多すぎる場合はどうすればよいですか?
結露が多くなり、水滴が袋の中で垂れるほどになる場合もあります。その場合は、保存性が悪くなるため注意が必要です。袋を新しいものに取り替えるなど、状況に応じた対応を行いましょう。家庭用など少量で作る場合には、袋を新しいものに取り替えてしまうほうが簡単で、日常的に取り入れやすい方法です。

Q. 米粉パンを大量に製造する場合は同じ方法で対応できますか?
米粉パンを大量に製造する場合には、袋を新しいものに取り替える方法は現実的ではありません。しかし、大量製造でも米粉パンを柔らかく保つ方法はあります。製パン業者の方は、ぜひお気軽にご相談ください。
