ノングルテン米粉の品質管理・製造工程の考え方

「米にはグルテンがないのに、なぜ米粉から検出されるのか」この疑問は、現場でよく耳にします。米粉製造工程におけるグルテン混入リスクを工程別に整理します。

原因1:水田が小麦畑と連接している

国が国産小麦の作付けを推奨していることもあり、たまたま水田の隣が小麦畑である可能性があります。そのことが原因で、グルテンが混入してしまう可能性があります。(小麦のほかに、ライ麦、大麦、オーツ麦を含む)

原因2:製粉設備の共用のほか

全ての米粉製粉工場ではありませんが、米粉にグルテンを加えた商品を製造する工場があります。清掃や製品の切り替えを行っても、ライン中のグルテン残留物を完全にゼロにすることは困難です。

原因3:原料受入・保管時の交差接触

倉庫や搬送ラインで小麦原料と交錯する場合、空気中の粉塵や作業動線によって混入するリスクがあります。

原因4:製造工程(包装・充填を含む)

包装機器や作業空間の共有も、見落とされやすいポイントです。特に人の手が介在する工程では注意が必要です。

重要なのは「混入をゼロと断言する」ことではない

現実的には、次の考え方が重要です。

  • 混入経路、混入リスクを把握する
  • 管理・検査する
  • 表示や制度と整合させる

ノングルテン米粉の基準や制度設計については、 ノングルテン米粉とは?(解説) を参照してください。